本堂
現在の本堂は、明治19(1886)年の俵屋火事により本堂を消失したため、昭和2(1937)年に再建されたものである。本堂内部の丸柱には欅の大木が使用されており、何とも見事である。また、彫り物は京都の東本願寺(本山)まで赴き撮ってきた写真をもとに彫刻されたとのこと。再建事業に携わってくださった方々の思いを受け継ぎ、宗祖の法義に応えていくことが願われています。
集会所
法事の御斎(おとき)や護持会の総会・お講など多目的に利用できる会館です。
経年の傷みにより、平成25年3月に改修しました。床面を畳からカーペットに変更したため、椅子が利用出来るようになりました。
羽衣の松
お寺の庭の手入れをしていただいている須藤昭雄(お寺の総代さんです。)さんの命名です。昭雄さんいわく枝振りが天女が舞っているように見えるからだそうである。気のせいか下の左余間の『松の襖』と少し似ている気がします。
松の襖(橘 小夢 、1892−1970年)
『橘 小夢(たちばな さゆめ)』は秋田市出身で大正-昭和時代前期の挿絵画家である。この襖は本堂再建に際して描かれたとのこと、大切にしていきたい思います。上の写真が左余間(内陣に向かって右側)、下の写真が右余間(内陣に向かって左側)の襖である。
柳の古木
昭和30年代までは、境内には池があり地下水が湧いていたそうであるが、大町界隈の開発が進むにつれ水が濁り現在は埋め立てられ駐車場となっている。当時は、池を囲むように柳の古木が茂っていたそうである。現在でも2本の柳の古木が残っている。戊辰戦争時には逃げ延びてきた官軍の兵士2名が境内の柳に登り難を逃れたという言い伝えがある。
桜の隧道
春の西法寺。桜の隧道はとても美しく、花見に訪れる方もいるようです。
総骨塔
お墓の維持が困難になった方やお墓を持たない方のお骨をお納めする「総骨塔」を設置しました。お寺の護持・興隆にご尽力いただいた方の願いをしっかりと受け継いでいくことが願われます。お寺にお墓のない方の分骨も出来ます。
費用などについては、お気軽にお問い合わせください。
本堂再建
整理をしていると現本堂の建築中の写真が出てきました。